2017 年 4 月 11 日、Windows Vista のサポートが終了。
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/22882/windows-vista-end-of-support
Vista 使ってる人なんかほとんどいないだろうけど
職場でお客さんから、Vista 機入れ替えなきゃいけないけど予算組んでないよ〜、っていう声をちらほら聞く。
予算が組めるまで一時的にでも Linux にしたら? って答えるんだけど、なかなか気が乗らないようだ。
Linux にはまだまだ苦手意識みたいなものがあるみたい。
お客さんがやりたいことをまとめてみると、
・インターネット(社内システム) →Chromium or Firefox
・メール →Thunderbird
・Excel →OpenOffice
・PDF →各種ビューワ
という感じで、やっぱ Windows にこだわる必要ないんじゃない? って感じ。
(操作感や見た目がWindowsと似ていてアレルギーを起こしづらいという意味で)
Vista からの乗り換えに向くディストリビューションとしては、
Linux Mint
http://linuxmint-jp.net/
か
Zorin OS
https://zorinos.com/
が挙げられると思う。
Linux Mint は日本語コミュニティがわりと活発でノウハウも多い印象を受けるので、
今回は Zorin OS の方を試してみた。
Zorin OS のサイトから ISOイメージをダウンロードする。
DOWNLOAD ページの下部の方にある。
Vista 機だったら多分 32bit 、LITE版があればそれがいいと思うが、2017年4月17日時点では無かった。
https://zorinos.com/
isoイメージをDVDに焼くか、ブータブルUSBメモリを作成する。今回はブータブルUSBメモリを使用。
Windowsでの作業はこちらを参考に・・・
http://cloud-work.net/linuxmint/install_usb/
ブータブルUSBメモリを挿してPC起動→BIOS画面で起動オプションを立ち上げる。
例えばDELL製ならF12キー連打。
USB MASS STORAGE とか書いてあるのでそれから起動。
ZorinOSが起動するので、「試す」で一通りさわってみる。
問題なさそうならさっきの手順で再起動して、今度は インストール/Install を選択。
インストールメニューで言語を選択する。 日本語はリストの一番下にある。
タイムゾーンはTokyo、キーボードは日本語。 このあたりはデフォルトでいいはず。
しばし待つ。
インストールが完了したらブータブルUSBメモリを抜いて再起動。
イェーイ! で、このままでは日本語が打てないので、「設定」→「地域と言語」起動。
少し待つと追加パッケージのインストール/更新を促されるので実行。
インストールが終わったら「入力ソース」に「日本語」を追加して再起動。
これで Mozc がインストールされ、日本語入力ができるようになったはず。
おまけ
これより下は好みの世界。
デフォルトのメーラーが「Geary」で、おっちゃんたちがLinuxアレルギーを起こしかねないので、Thunderbirdに変更する。
ターミナルからインストールしてもいいが、せっかくなのでソフトウェア管理からやってみる。
「ソフトウェア」から「Thunderbird」を検索してインストールするだけ。
次にフォントの入れ替え。
デフォルトのフォントで当然問題ないが、愛用する「migmix」に変更。
こちらはターミナルからやるしかない。 以下のコマンドを実行。
1 |
sudo apt install fonts-migmix |
インストールが終わったら「Zorin Appearance」の「フォント」タブから以下のように設定。
ちなみに「1P」はプロポーショナル、「1M」が等幅フォント。
設定するとフォント幅が変わって表示がおかしくなるので再起動。
(`・ω・´)ゞ
使ってみた結果
と、ここまでセットアップしてみた感じ、Celeron機ではちょっと重いかもと思ったw
Linux Mint の MATE 版を試してみてもいいかもしれない。