2018年末現在、メインで使っている Linux ディストリビューション、Ubuntu Budgie の紹介。
現行バージョンは Ubuntu Budgie 18.04 LTS 。
(長期サポートされない Ubuntu Budgie 18.10 もあり)

Budgie(バッジー)は胸につけるバッジ(Badge)じゃなくて、セキセイインコのことだ。
Ubuntu をベースに、デスクトップ環境として「Budgie」を選択したディストリビューションということになる。
スローガンは「Simplicity & Elegance Budgie Desktop powered by Ubuntu」とある。
「シンプルかつ優雅な」といったところか。
Budgie デスクトップとはなんぞや?
もともとは Solus (ソーラス)という独立系の Linux ディストリビューションのために作られたデスクトップマネージャだったらしい。
GitHub を見るに、現在は独立したプロジェクトになっているようだ。
https://budgie-desktop.org/home
具体的には以下のような特徴
- 画面左部のメニュー(Dash)は小さく邪魔にならない。
- 画面右部に通知領域(Ravenによるもの)
- 画面上部にステータスバー
- 画面下部にWindowリスト
ということで、Unity や GNOME3 のような独特な UI になじめなかった僕のような人間にはぴったりな UI となっている。
(アクティビティとかランチャーがすごく使いづらかった…)
というか用語がいろいろありすぎてうまいこと説明できないわ…。
左側にある Dash は Window が全画面表示になるとスッと隠れて邪魔にならない。マウスオーバーで再出現する。
スタートメニューからジャンルごとに全機能にアクセスでき、機能検索も可能。
先進的すぎず、かといって古すぎず、確かに「シンプルかつ優雅」といった趣。

画面上部にステータスバーがあるのがどうしてもなじめないので、パネルの位置を「下」…いわゆる「Redmond」スタイルに変更して使っている。
(Redmond は Microsoft の本社がある場所だ。洒落が効いている)
Budgie デスクトップの設定→パネル→位置を「下」に変更するだけ。

最近のディストリビューションはどれも高機能だし、入れ替えようと思えばソフトの入れ替えも可能なので、機能的な違いは正直あまり無いと思う。
(これでしかできないことはないし、これにだけできないこともない)
日本語ではあんまり情報がないけど、ツボを抑えたいいディストリビューションで Windows からのスイッチにぴったり。興味があればぜひ試してみてほしい。